小人閑居して銭を磨く
毎年楽しみにしていることの一つに正月に近所のノジマに行く、というのがあります。
初売りを見にいくというのもありますが、毎年配ってくれる銭洗弁財天様で洗った五円玉を貰うのが楽しみです。
普段はネットショップにどっぷり依存していますが、こういう商売とは直接関係ないイベントにグっとくるオヤジなんです。もちろんただ貰うだけでなく、ノジマさんにはいつも良い買い物をさせてもらってますよ。
さて、この洗った五円玉は御浄銭といって金運アップのご利益があるらしいです。
洗った小銭が金運アップになる・・・ならばピカピカに磨けば更なる金運アップが期待できるのではないだろうか!
というわけで、新型コロナで外出もできないので10円玉を磨いてみました。
方法は下記の通り。
1.お酢に30分ほど浸ける
2.10円玉を取り出し、古い歯ブラシで磨く
3.お酢を拭き取り、ピカール(液状金属磨き)でさらに磨く
4.完成
色々試したところ、最初にお酢で磨くと細かい汚れが柔らかく(?)なって、ピカールでの磨きが楽になるので2度磨きに落ち着きました。
ゴシゴシ磨きます
完成!
磨いていると手は疲れるんですが、自分が生まれた年と同じ10円玉を見つけて
「お前も苦労してきたんだなぁ、お疲れさん」などどブツブツ言ったり、
ピカピカに生まれ変わった姿を見て「よし、これから第二の人生が始まるんだ!」なんて感動したり普通にキモイおっさんになれます。
あ、ちなみに金運はアップしませんでした。どうやら銭洗弁財天の霊水で洗わないとご利益がないそうです。でもまあ折角なので神社にお参りしたときにお賽銭として使います。
乱数生成器を作ってみた
久しぶりの更新です。
音楽から離れていたわけではないんですが、ネタが決まらなくて更新してませんでした。
最近は今更ながらアナログシミュシンセの bx_oberhausen にハマっています。
serum 全盛期に何故?って感じですが…
さて、今回も音楽とは関係ないネタでいきます(笑)
そもそものきっかけはこの記事を読んだことに始まります。
gigazine.net
乱数…乱れた数字…いいですねぇ(オヤジ)
乱数はDTMだとノイズジェネレーターとかに使われていますね。
この乱数はコンピューターが計算で作るのですが、いかんせん計算なので本当のデタラメとは似て非なるものです。
なので暗号とかパスワードに使われる乱数はパソコンのノイズや熱を測定し、その値を手掛かりに乱数を生成しています(とウィキペディアに書いてあった)
ノイズや熱といってもよーわからんので、メルセンヌ・ツイスタという計算法で作った乱数とサイコロを振った結果を比較してみましょう。
条件は1から8の乱数を100回生成し、それぞれの出現回数をカウントします。
まずは本物のサイコロから
次にプログラムで作った乱数
ん~、ちょっと偏っていますね。6の6回と5の20回で3倍の差があるのはいただけません。
計算で作る乱数は本物と似て非なるものですなぁ。
で、最初の記事の話に戻るのですが、放射性物質はデタラメに放射線を放出するので、このデタラメを使って乱数を作った人が紹介されています。
この人は親切にも生成器の仕様を公開してくれているので、マネをすれば作れそうです。
ほいだらワシもいっちょ作ってみるかのぉ!
…ウランガラスはアメリカから買えんのかい!
などと試行錯誤の結果、日本国内で買えるもので作れました!
これを使って生成した乱数を先ほどのダイスを使ったものと比較してみましょう。
おぉ~、なかなか良いではないですか。
では、先人に倣ってレシピなど。
■用意するもの
・ウランガラス(直径4mm、厚さ3mm、穴径1mm)
放射性物質のウランが極微量含まれているガラスです。紫外線を当てると緑色に光るので昔は工芸品に使われていたそうです。
GIGAZINEさんの記事の人はウランが3%も含まれているウランガラスのビー玉を使っていますがアメリカ国内限定品なので日本からは買えません。
日本ではヤフオクなどで0.1%前後含まれているとされているウランガラスが手に入りますが、放射線の強さはまちまちといった感じです。
私は大粒のおはじきと小さいビーズを買って検証した結果、小さいビーズをまとめたほうが放射線を拾いやすいと判断し、小さいビーズを使っています。
・ガイガーカウンター(NetIO Devices社のGC10)
2011年から発売して実績のあるガイガーカウンター。
私はアマゾンで買えたのですが、この記事を書くのに調べたら今はなかったです…
不定期にアマゾンに復活するようですので根気よくチェックしてみてください。
ちなみに基盤から上に出ている2本の線は私の改造によるものです。
・Arduino UNO
マイクロコンピューター。ガイガーカウンターからの信号を蓄えて計算した結果をディスプレイに表示します。
・ Adafruit RGB LCD Shield
www.adafruit.com
日本の代理店はこちら
www.switch-science.com
ディスプレイ。GC10 のディスプレイを流用してもいいのですが、必要なピン数が少ないことと、ボタンが付いていることからこれを選びました。
※バラバラのパーツなのでハンダ付けする必要があります
・その他細かいもの
USBケーブル
パソコンと Arduino UNO を繋ぐのに必須。コネクタの形状に注意。
1mm厚のものが加工しやすく割れにくくて良いかも
ねじとナット
GC10 と arduino UNO をつないだり、土台をつけるためのもの。サイズはM2.6
金属棒(直径1mm)
ビーズをつなげるのに使用。加工しやすいよ。
ピンバイス
プラ板にねじ穴とウランガラス固定用の穴を開けるのに使用。買うなら1mm、2.5mmのドリル付きがいいかも(リンクはドリルなし)
■作り方
1.土台を作る
手に入れたウランガラスは粒が小さいからか、ガイガーカウンターと近くないと乱数に使えるほど放射線をカウントしません。
※ウランガラスの放射線量は胸のレントゲン1回分(50マイクロシーベルト)の6分の1程度です。とはいえゼロではないので扱いには気を付けてください。
なので、できるだけ近づけるためにGC10の下にプラ板をかまして隙間を作ります。
私はアタッチメント形式にしたかったのでプラ板を切っていますが、直付けにする場合は切らなくてもいけそうです。
2.ウランガラスのアタッチメントを作る
接着剤でL字にくっつけたプラ板に金属棒で串刺しにしたウランガラスを固定する。
※プラ板に付いている白いものは、はみ出したアロンアルファです(笑)
3.LCDを外した GC10 と Arduino UNO と Adafruit RGB LCD Shield を合体
注意する点が2つ。
1.GC10 の左から2番目のピンとArduino UNO のデジタル2、
GC10 の左から5番目のピンとArduino UNO のデジタル側のGNDを繋ぐ。
2.Adafruit RGB LCD Shield を作る時に上方のピンを全てハンダ付けしない
GC10 と Arduino UNO を繋げられなくなるので、ピンを少なくハンダ付けします。
私は最初全部付けてしまい、後からピンを外しました…
配線はこんな感じ。
LCDをブッ刺す場合は配線気にしなくても良いですが、一番左のピンがArduino UNO のRESETに刺さるようにしてください。
4.パソコンに Arduino IDE をインストールし、USBでArduino UNO と接続する
https://www.arduino.cc/en/software からArduino IDE をダウンロード&インストールし、起動した Arduino IDE の「ツール」からボードの種類とシリアルポートを選択して接続します。
※細かい IDE の使い方は他のブログを参考にしてください…(_ _)
5.必要なライブラリをインストールする
Arduino IDE の「ツール」-「ライブラリを管理」から「Adafruit RGB LCD Shield Library」と「CircularBuffer」をインストールします。
似た名前のライブラリがあるので注意。
6.プログラムを Arduino UNO に転送する。
下記のページから kuantice2_single.ino をダウンロードするかコピペしてArduino IDEからArduino UNO へ転送する。
これで起動します。
このバージョンは左ボタンで12桁のパスワード、上ボタンで1桁の乱数、下ボタンで4つの1桁の乱数(銀行の暗証番号みたいなやつ)が表示されます。
どーでもいいですが、kuantice という名前は「quantum」+「Dice」からとっています。
ちなみにパスワードを表示するのに16秒かかります(汗
Arduinoの割り込み処理を上手く使ったバージョンでは7秒で出ますがこの記事のバージョンのプログラムの方が分かりやすいと思い、アップしました。
作ってみよう!という奇特な方はプログラムを好きなようにいじってみてください。
nanoloopが帰ってくる!
いや、まあ今でも普通にAndroid版とiOS版が手に入るんですけどね。
今回言いたいのは元々ゲームボーイ用ソフトとして誕生したnanoloopがゲームボーイ(もどき)に帰ってくる!という事です。
そのゲームボーイもどき(と言うには高機能です)については下記の記事をどうぞ。
今までもいくつかレトロゲーム機の復刻はされてきていますが、
今回のAnalogue Pocketはなんと、初めからnanoloopが入っているんですよ!電源入れてすぐnanoloopなんですよ!中古のゲームカートリッジ探さなくてもいいんですよ!
いやー、テトリスを入れずにnanoloopを入れたあたり分かってるねぇ。
※単に版権の問題かも知れないけど
しかも本家のHPにある動画を観ると初代ともAndroid、iOS版とも違うニューバージョンっぽいんですよね。
(HPの真ん中らへんにnanoloopを動かしている動画があります)
私は初代のnanoloopを知らないので、ただ単にカラー版になっただけかも知れませんが…そこらへんは発売後のレビューを漁って判断するしかないかなぁ。
2万円超えでnanoloopを買うと考えると高いかなー、だったらもう1万足してベリンガーのシンセサイザー買った方がいいかなーと思いつつ、サンプル機能が強化されてたら買っちゃうような気がする自分が怖いです。
とりあえず発売は2020年らしいので、気長に待ちますか。
さよなら日本語(続)
昔、とある美味しい蕎麦屋によく通っていました。
結構人気があって「みんなもここが美味しいって思ってくれてるんだなー」なんて嬉しがってみたものです。
さて何年か経って店舗が改装されましたが、明らかに味が落ちてしまってしまいました。
当然私はそのお店には行かなくなりました。
よくある「改装したら美味しくなくなった」話なんですけど、似たような話を聞くたびにコストについて考えてしまいます。
私はとあるメーカーに勤務しているので、コスト削減が至上命令なのは痛いほど分かります。が、そのコスト削減は品質を下げてまで達成しなくてはならないのか疑問に感じます。
何年か前にiPad proを買ったのですが、付属のlightningケーブルが1年経たない内に外皮がボロボロになって剥がれてしまいました。
また、iPad Airと比較して明らかにイヤホンジャックが簡素化しており、経年でザリザリ音が出たり音が途切れるようになったのでマメに掃除する羽目になっています。
心が狭いのかも知れませんが、この事でApple社に対する印象は悪くなり、それ以降Apple社製品は買っていません。
無駄なコストを削減するのは重要な事だと思います。
ですがコスト削減が目的になって品質が下がると顧客満足度も下がり、やがて将来の売上が下がる結果になるのではないでしょうか?
関係ない話で初めてしまいましたが、Windows10をチューニングしたら日本語入力ができなくなったの続きです。
ブログでは「日本語いらねぇ」なんてカッコいい事書きましたが、諦められずになんやかんや調べていたら、C:\Windows\SysWOW64フォルダにあるctfmon.exeをスタートアップに入れればいけるんじゃね?と思って試しました。
…ダメでした。ショートカットを管理者権限で実行するようにしても
「Unknown hard error」というダイアログが出て実行されません。
ただ、不思議な事に「ファイル名を指定して実行」でctfmonと打ち込むと起動して日本語入力ができるんですよね。なんで??
なんか釈然としませんが、とりあえず日本語が打てるようになったのでご報告まで。似たような状況に陥った人(あんまりいないと思いますが)の参考になれば幸いです。
さよなら日本語
約8年ぶりにパソコンを買い替えました。
私はパーツを買い集めて組み立てる「自作」という形式で買っていて、8年前はやれSATAだUSB3.0だPCI-Eだとか色々規格が変わってパーツを使いまわせなかったり、規格が合わないものを買いそうになったりと苦労したものですが、今回はほぼ以前の知識のまま行けてパソコン周りの進歩が少ないことにびっくりしました。
※M.2やUSB3.1 gen2、PCI-E4が新しいですが、どれも私には関係ないので…
※今回苦労したのはグラフィックボードと電源が初期不良で動かなくなったことですが、返品と交換ができたのでまあ良しとしました。
進歩が少ないとはいえ目に見えない部分はしっかり進化しており、性能が1.3~1.5倍になってクソ重いソフトシンセでコードが弾けるようになったのは嬉しいですね。
さてパソコンを新調するにあたり、OSをwindows10にしました。
(今まではwinodws7で頑張ってました)
DTM用のパソコンなので、バックグラウンドで色々動かれると困るのであちこちググりながら不要なサービスを停止したりしてたのですが、エライ事になってしまいましたよ。
「日本語が入力できない」
何が原因かはおおよそ推測できているのですが、解決しようとすると色んな情報がネットに流れてしまうのでやだなーと思うんですよ。
そりゃね、大それた事しようと思ってないし、流れて困るのはエロ動画再生の傾向と頻度くらいなんですけどね、DAWであーだこーだやってる裏で「こいつはこんな事してるんですよ、ヘッヘッ」なんて通信されるのは気に入らんのですよ。
日本語入力ができない(MS-IMEが起動しない)のはキーロガー行為を停止したためだと思っているんですが、違ってて欲しいなぁ。
試しにgoogle日本語入力をインストールしてみても日本語入力できませんでした(速攻アンインストールw)ので、結構根幹な部分が影響してそうなんですよね。
で、困ったもんだと悩んでいたのですが、ふと「このままでもいいんじゃね?」と閃きました。
このブログを書く時は古いパソコンでやればいいし、DTM作業で日本語って使わなくね?と気づいちゃった訳ですよ。
トラック名…mel、chord、bass、kick、fxなど
プロジェクト名…日付+調+テンポ(仕上がってきたら曲名に変更)
プラグインのプリセット名…エラーが怖くて全部英語にしてる
うん、日本語いらんね。
DTM作業以外では確実に不便だけど、スマホや古いPCで代行できるうちは我慢してみようかな、と
なんかDTMしかできないパソコンになって高くついた気もしますが…
エントロピーの影
昔、初めてファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」を遊んだとき、
とても難しくてクリアはできねーなーと愕然としました。
案の定、結構頑張ったのですが、1-3面をクリアできずに私のスーパーマリオ歴は幕を閉じたのです。ヘタクソですねー笑
今から考えると前後の移動とジャンプするだけなので至ってシンプルな操作だったんですけどね。
時は経ち私は今、死にゲーとの呼び名高い「隻狼(SEKIRO)」というゲームにハマってます。
こちらは前後左右に動く、ジャンプ、攻撃、ガード、忍具(必殺技みたいなやつ)、鉤縄(移動手段)とスーパーマリオと比較にならないくらい多様な操作が必要となります。
いやもうね、一瞬で判断して操作を切り替えるってオッサンにはキツイんすよ。
なので身体が覚えるまでひたすらトライの繰り返しです。いやー、何回もトライできてしまうゲーム性は凄いですよこれ。
時代と共に過激かつ複雑になっていくのは娯楽の宿命なんでしょうかね。
音楽も7~80年代の曲を聞くと音がシンプルで改めてビックリします。
あの頃にDAWとかソフトシンセとか盛った今のパソコン持っていったら神作曲家になれるかなーと思ったけど、そもそも作曲は機材だけじゃないから無理ですね。サンプラーはかなり武器になりそうですけど。
話を戻して娯楽だけでなく価値観なんかも振り返ってみると、私が子供の頃は割と単純な価値観で多数が同じ価値観を共有して(させられて)いましたが、多様な価値の発生と認知の時代を経て、今はそれら多様な価値観同士の関わり合い方の模索の段階に来ていると感じます。
自分の価値観を大事にしつつ、他の価値観と生きていくのって、生き方の根源に近ければ近いほど難しいですね。
小難しいことはさておいて、不可逆的に複雑になっていく世間の中で「こんなん難しくてわかんねーよ!」と怒鳴り散らす人間にならないよう、しっかりと世の中の流れを理解し続けていきたいなぁとゲームの中で死にながら思いました。
祝エースコンバット7発売
やーーっと発売されましたよ。エースコンバット7
私はPS2のゼロ以来なので足掛け14年振りな訳ですよ。感極まっちゃいますよ。
巷では面白くないっていう評価が多いですけど、いや面白いって!マジで!
確かに過去作に比べて難しいけど、適切な兵装を選んだり、ルートを考えながら何回かトライすればクリアできると思うんですよ。自分はミッション13でつまづいているんですけどね。
とはいえ手放しで評価できるってわけでもなく、ミッションクリアで獲得できるポイントが少ない事と、ロックオンを切り替えると離れたターゲットに切り替わるのは良くなかったかな、と思います。
ポイントはマルチプレイでも稼げる&マルチの方が1戦で獲得できるポイントが多いので、マルチ前提の設計だったんかなーと思います。
マルチって三年後とか考えるとどうなんでしょ。買ったはいいけど全然マッチングしなくてヒーヒー言いながらフリーミッションで稼ぐしかなくなるんでしょうかね。
ロックオン切り替えは昔からだったけど、今回あらぬ方向さ加減に磨きがかかったように感じます。マルチはそれほどでもないからまだマシかな。
話は飛びますが、飛行機に乗るとシートベルト装着サイン点滅するときに「ポーン」って鳴りますよね。
私はあれが結構好きでエースコンバット7のVRモードでのミッション開始時にこの音が鳴るのを聞いたときはテンションだだ上がりましたね。
大した事じゃないんだけど、これが嬉しくて何回もやっちゃうんですよね。まあ、自分でもヘンな奴だなーとは思ってますが。
嬉しくなりすぎでシンセでこのチャイム音作っちゃいました。
なんでしょうね、どんだけ好きなんだって感じですね(笑)