如何にしておっさんはDTM(パソコンで作曲)を始めるに至ったか
40歳。それは人生の折り返し。
うだつのあがらない未来が見えてきて、
過去を振り返れば大した出来事もない。
そんな自分はこの先も変わらない日常を進みつづけるのか…
のっけから暗くてすみません!
これは大袈裟としても、40歳を超えてそこはかとない虚しさが
霞のように纏わりつきはじめたのは本当です。
恐らく自分は「消費は善」という価値観に囲まれた
最後の団塊ジュニア世代だと思います。
「車に乗ってないとモテない」「高い店に彼女を連れていけ」などなど
まぁ、消費している間は楽しかったし、全てがムダだとは思わない。
でもねー、消費だけの人生って虚しいなぁって思っちゃったんです。
そこで、「元々作るの好きだし、何か作りてぇなぁー」という思いを出発点にして
趣味を始めることにしました。
趣味の選択と集中
最初は一番手っ取り早く、かつ安上がりな紙と鉛筆があれば始められる絵に手を出したのですが
いかんせん自分は目が弱いので長時間の作業に耐えられずにギブアップ。
(中年のかすみ目ってやつですね!)
で、次に考えたがDTM。
学生の頃は吹奏楽部だったし、Windows95の頃に少し齧ったのでとっかかりは良いだろうと
思ったのですが…甘かった!
まず、パソコンから音が出ない。
どうしたものかとグーグル先生に訊ねると、ASIOドライバなるものが必要らしい→フリーのドライバがある
→インストールしても音がでない→サウンドカードが対応していない→追加投資できない→END
と、早々に諦めてしまいました。
そんな失意の日々に現れた救いの神が iPad です!
iPad (iPhone)なら音が出ない事もなく、かつアプリも高くないので気軽に始められました!
Androidでもいいかなーと思ったのですが、画面をタッチしてから音が出るまでのタイムラグ
(レイテンシ―といいます)が長いのでちょっと実用的ではないと思います。
※バージョン4まで。5では改善されたと聞きます。
船を漕ぎ出したら次は行き先を決めなくてはなりません。
どんな音楽を作りたいのか?
楽器ヘタ(吹奏楽部では打楽器でした)、歌ヘタな自分が効率よく
納得できる音楽を作るにはどうすればいいのか?
悩んだ結果、歌とギターを除外した音楽を選びました。
つまりピコピコ音楽です。
これにもアンビエント、エレクトロニカ、トランス、アシッド、EDMなど
様々なジャンルがありますが(書いていてなんですが、区別つきません)
ジャンルはともかく曲の長さは2分程度でゲーム音楽みたいなものを
作るのがいいんかなぁと決めました。
という訳でこれから試行錯誤の日々を綴っていきたいと思います。
願わくばトチ狂ってDTMという底なし沼に手を出そうとする同志の道しるべとならんことを