MIDIデータの編集
DAWにMIDIデータを記録したはいいけど、ズレてて聞き辛かったり、音を間違えたり
した人はMIDIデータを修正しましょう。
DAWではトラック内に記録されたものをブロック単位で管理しており、Cubasisではこのブロックをダブルタップすると編集画面が開きます。
トラックが表示されている画面もそうですが、このMIDIデータ編集画面はピンチイン、ピンチアウトに対応しており自分の使いやすいように拡大縮小する事ができます。また、編集画面の左上にある横3本の線をタップしてそのまま指を上下に動かすと編集画面そのものを大きくする事もできます。
編集画面の中に見える赤い(または紫)の横長の棒は楽譜で言うところの音符記号(♪など)と同じで「ノート」と呼びます。今再生してる場所を示している黒い棒がこのノートに重なると重なったノートの音が鳴る仕組みです。
このノートは直接編集画面で書いたり消したりする事ができます。
画面の左上にある「DRAW」を押して編集画面の中の任意の場所をタップするとノートが書かれます。また、既に書いてあるノートを一回タップして黒く反転させてから「ERASE」を押すとそのノートを消します。
残りの3つのボタンは「使うと効率良く編集できるけど、無くても困らない」ボタンですので、今回は説明を割愛します。
編集画面の意味と最初にやった方が良い事
MIDIデータを編集する前に画面右上の「○/○」の部分を調整しましょう。
2か所ありますので、どちらもタップして「1/16」に変更します。
これは編集画面に表示されている薄い縦線の分割基準とノートを動かした時に自動的に動かしてくれる幅の基準(説明がヘタですが、ノートを左右に動かしてみれば「これか」と理解できると思います)です。
「1/16」は「薄い縦の線と線の間の長さは16分音符ですよ」という意味です。
下に「1/16」に設定したときの音の長さを描きましたので、参考にしてください。
既に書かれたノートを移動したい時は、ノートを選択し(黒く反転します)、ノートの左端の方を押したままグリグリ動かします。また、ノートの長さを変更したい時はノートを選択して右端を押したまま左右に動かします。
誤操作を気にする人はノートを選択した後に、編集画面の左端にあるボタンを使ってみましょう。下の図で赤い枠で囲った3つのボタンで上から「上下に移動」「左右に移動」「ノートの長さを変更」という意味で、これらのボタンを押しながら選択したノートをグリグリすると、そのボタンで指定されている事しか変更できなくなります。
(たとえば「上下に移動」ボタンを押しながらノートを左右に動かしても動きません)
データの保存とアプリの終了
Cubasisはデータを自動保存してくれますので、セーブを気にすることなくアプリ終了できます(次回に起動した時は前回終了時の画面を開いてくれます)ので便利です。
ただ、気をつけなくてはいけないのが、ホームボタンを押しただけだとCubasisは終了せずにバックグラウンドで動き続けている、という事です。
試しにやってみると分かりますが、ホームボタンを押してCubasisの画面を消すとiPadの画面の上端に赤い帯が出ます。これは「バックグラウンドでCubasisが動いているよ」という意味で、ちゃんと終了させないとバッテリーを消費しますので注意してください。
DAWの基本説明は以上です。
こうやって説明文を書いていて気付いたのですが、DAWって画面がごちゃごちゃしていると思いませんか?
パッと画面を開いた時に視覚情報の多さに「うわ~」ってなる人多いのではないでしょうか
なるべく画面を切り替えることなく色んなことができるように工夫された結果なのですが、目が弱くなってきた中年のオッサンには厳しい…
iPadの音楽アプリでここまで情報量が多いものは少ない、といいたいですが結構あります。
ですので頑張って慣れましょう!
画面を何となくブロックで分けて、一つのブロックの意味やボタンの機能を調べてある程度分かったら次のブロックを調べる、という風に分割してみると早く慣れるかもしれません。
ちなみにパソコンの音楽ソフトはもっと細かくてオッサンキラーです(泣)
余談ですが、私は対策として解像度の異なるモニターを並べて、細かい画面は解像度が低いモニターに大きく表示するようにしています。
では、目薬をさしつつ失礼いたします。