読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

高機能でクセの強いModstepの使い方3

今回はModstepの”Mod”な機能、モジュレーションについて説明します。

 

が、その前に2016年9月26日のアップデートでいくつか変更になった点があるので簡単にご紹介します。

f:id:sstr649286:20160930223811p:plain

右上にある歯車のアイコンを押すと出てくる設定画面に追加された項目があります。

「Lord last session on startup」は Modstep を立ち上げる時に前回のセッションが開くかどうかの設定です。

 

Modstep起動時に前回セッションを開く設定にしていると、そこにインサートしてあるIAAアプリも起動します。

これは便利ちゃぁ便利なのですが、新規でセッションを組みたいのに前回のセッションがアプリを沢山差していると、全て起動するのを待ってから新規のセッションを作る必要があるので、じっくり作り込むよりサクサク数多く作りたい人(ワシじゃ)はこのオプションを切った方がいいでしょう。

 

「Default # of patterns」は新規クリップを作った時に何小節分を確保するかという設定です。

ここでの数字は4分の4拍子の小節数です。1、2あたりが無難でしょうか。

 

MIDIのコントロールチェンジ

さて、Modstepでグリグリする前にMIDIの知識を。

MIDIは音の情報と同時に色々な要素をコントロールするための信号も送ることができ、それを「コントロールチェンジ(CC)」と呼びます。

基本的に128の要素(CC0~CC127)をコントロールでき、それぞれの要素は0~127までの値を持ちます。

この128の要素の中には何をコントロールするか決まっているものもあれば、アプリや機材ごとに自由に設定できるものがありますが、慣れないうちは CC16番から CC31番はフリーだと覚えておけば大丈夫です。

 

楽器アプリでの CC の設定方法はまちまちで、マニュアルにMIDIチャート(CCナンバーと要素の対応表)があるものもあれば、自由にCCナンバーと要素を組み合わせることができるものもあります。 今回はMoog Model 15を使ってCCの設定をしてみます。

 

まずは Modstepを起動後にブラウザで Model 15をトラックにドラッグします。この時2つの Model 15が見えますが、下の方のシンプルな方を選びましょう。

f:id:sstr649286:20160930231043p:plain

 

しばらくして Model 15が開きますので、左下に注目します。

 f:id:sstr649286:20160930231449p:plain

「FROM MIDI」というセクションの中にCC16~CC21のジャックがあり、これらを使って外部から入力されたコントロールチェンジ信号を目的の要素に送ります。

今回はCC16をフィルター周波数に、CC17をフィルターのレゾナンス、CC18をディレイのフィードバック数(やまびこする数)に繋ぎました。

f:id:sstr649286:20160930231945p:plain

これでModel 15での設定は完了です。

次にModstepに戻って、グリグリするための設定を行います。

f:id:sstr649286:20160930232128p:plain

左上の f:id:sstr649286:20160718221902p:plain アイコンを押してモジュレーションの設定画面を開きます。

1から全て設定する事も可能ですが、Model 15はテンプレートがあるので、「Track Templates」から選んで下の画面にドラッグ&ドロップすると設定完了となります。

一番下に並んでいる項目は設定可能な要素のリストで、これらを長押しして「Please select a mapped Slot.」の文言の直下にある左右のエリアにドラッグ&ドロップすると設定された事になります。

セルの左上にある数字(丸で囲ってある数字)はCCナンバーを意味しています。

 

次にf:id:sstr649286:20160718221753p:plainアイコンを押してモジュレーション画面を開きます。

f:id:sstr649286:20160930232912p:plain

真ん中の丸いアイコンが並んでいる列の「Mod」を押す→セットしたCCが並んでいるエリアで設定したい要素をタップ(セルに白いバーが付く)→何もない真ん中より上のエリアを指でグリグリすれば様々な変化を起こす事ができます。

シーケンスの列は音が設定してある場所は色が付いているので、モジュレーションを書く時の目安になります。

 

で、CC16番(Model 15のフィルター周波数)のモジュレーションはこちら

f:id:sstr649286:20160930233630p:plain

指でなぞれば何度でも書き直しができるので、クリップを再生しながら試行錯誤すると分かりやすいです。

 

CC17番(フィルターのレゾナンス)はこんな感じ。

f:id:sstr649286:20160930233912p:plain

結構適当です(笑)

 

モジュレーションはシンセサイザーの音をグニャグニャ変化させられるので楽しいよ!

パソコンの音楽ソフトではモジュレーションできるのが当たり前になっていますが、iPadでここまで簡単に編集できるアプリを私は知りません。

(ハゲ散らかすのを覚悟すればCubasisでもできます)

 

いくつかのステップシーケンサーアプリにModstep並みに編集できるものもありますが、トラックという概念がなく複数のアプリを同時に鳴らす事ができないので、やっぱりModstepスゲーと思います。