ゴム嫌い

2010年頃の話ですが、ゲーミング用マウスを買ったんです。

そのマウスは同じモデルでツルツルバージョンと
ラバーコーティングバージョンがあって、買いに行ったお店には
ラバーコーティングしかなかったので深く考えずに買ったんです。

そしたら2年もしないうちにラバーがベトベトになって使い物にならなくなりました(泣)

詳しくはゴムの加水分解がどうたらこうたらなんでしょうけど、
経験的には薄いゴム被膜はすぐベトベトになる気がします。
高級感は出るだろうけど、長く使えないのは困る。

それ以来、ラバーコーティング物は買わないようにしていますが、
最近のDTM関連の機器ってラバーコーティングパーツが多くて困っちゃいます。

一応技術も進化してるっぽくて、手持ちの Beatstep Pro とか Maschine mk2 は大丈夫ですね。
パッドとかいつベトベトになるかドキドキしてますが、シリコンゴムなので長持ちしそうです。
ノブもまあ、2年は経ってないけどベトつく兆しはないですね。

なんて油断してたらベトベト再来。

まずはDTMとは全く関係ない 加熱式タバコiQOS。
私は意志が弱いヤニカスなんで、iQOS を関東圏販売直後に手に入れてずっと使ってます。
こいつがやっぱり2年超えた辺りから軽くベトつくようになりました。
でも不思議な事に放っておいたら自然とベトつきが取れました。なぜ?
関係ないけど、後発の glo はゴムパーツを使ってないので好感が持てますね。

お次はMIDIキーボード。
QuNexus というのを買ったんですが、こいつが全面ラバーコーティングなんすよ。
実物を確認しないまま取り寄せで買ったのでびっくりしましたよ。

初めは後悔しましたけどね、結構使い勝手が良いんですよこれがまた。
横32.5センチ、縦8.4センチとコンパクトなのに、接続方法がBeatstep Proと同じく 
USB、CV/GATE、MIDIMIDIは別売りのコンバーターが必要)の3種類あって、
なおかつキーを押す強さとキーの上部下部に反応するんですね。
(上部下部はビブラートにしか使わないですが)

あと、キーがゴム(笑)なんで叩いてもカチャカチャ音がしないし、反応も良いです。
本当に気に入って、一時期はiPadのお供に毎日鞄に入れてました。

唯一欠点があるとしたらピッチベンドキーの反応が悪いことですかね。
メーカーもキーの上部下部を使うベンドは弾きづらいので、
ピッチベンドキーを設置したんでしょうが、反応しない時があるので残念です。
これさえ良くなればパーフェクトなのに。

で、ピッチベンドキーとは別に色々あって使わなくなって放置してたらベトベト発生。
何故か表面はセーフなのが救いです。
仕方ないのでベトベトゴムを剥がしました。手順は以下の通り。

1.エタノールを含ませたティッシュでゴムに染み込むように拭く
 (エタノールたっぷりで)
2.しばらく放置
3.膨潤したゴムを固いもの(プラスチックの定規など)で擦り落とす。

作業途中の写真はこちら。艶がない部分がゴムです。

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ゴムを落として気づいたんですが、下地が普通に製品クオリティなんですよ。
これってコストかけてコーティングしなくて良かったんじゃないの?
nanoKEY とかもプラ丸出しだし。

ビンテージのシンセとかが今も使えるのってゴムパーツを使ってないのも理由の一つですかね?
だとすると、ここ数年で生まれたハード達のうち10年後にノーメンテで使えるのはどれ位なんでしょうか。
それを考えるとちょっと寂しくなりました。