いまさらジロー

タイトルは勢いで付けただけです。気にしないでください。

5年半ぶり(!)に間スマホを買い替えました。
OSが Android4.2 から 8.0 に大ジャンプしたので変化に戸惑うかなーと
思ったのですが以外と大丈夫でした。

今回の買い替えで大きな変化を感じたのは、WI-FIの掴みやオーディオの遅延(レイテンシー)の改善で、これには驚きましたね。
iPhone は諸事情により買えないんです…)


昔の Andoroido はレイテンシーが酷く音楽用途では使い物にならなかったので、音楽関係は iPad と割り切ってましたが、新しいスマホにして嬉しさのあまり今さらながら nanoloop を買っちゃいました。

nanoloop は元々ゲームボーイ用のソフトとして発売されていたチップチューンファミコンゲームの音楽っぽいやつ)のシーケンサーで、Android版とiOS版はオリジナルにサンプラーが追加されています。


他のアプリと違う特徴はいくつかあります。
まず名前の通りアプリを開くと同時に演奏が始まり、16ステップを延々とループするところ。
なんとなくアプリを開いたのにシーケンサーがピコピコ動いているのを見ると俄然やる気が出てきます。


次にセットした音毎にパラメーターを変更できるところ。
これを他のアプリでやろうとするとオートメーションを書くか、操作を記録するかしかないです(modstep は近い感じだけど操作性が…)
一音ごとに音色を変えるだけでも面白いです。


さらにはサンプラーが付いているところ。
その場で録音した音を取り込んでノイズ系の効果音とか作れますし、サンプラーも一音ごとに音程や再生する長さを変えられるので使い勝手は良いです。

お勧めはドラムの音を取り込むことです(キック、ハット、スネア、クラップなど)
私は TR-808 系の音をPCで加工・16ビットのモノラルwavファイルにして使ってます。


我ながら単純ですけどドラムパターンを組んで鳴らすだけでも気分がアガってくるんですよね。
nanoloop のみで作るドラムの音はいわゆるチップチューンなので物足りなくなると思います(キックは特に)


最後はとにかく手軽にシーケンスを組めてループできるところ(ソングも組めるよ)
nanoloop よりも高機能なアプリを持っているにも関わらず nanoloop にハマるということは、自分には多機能は不要なんじゃないかと落ち込みましたが、よくよく考えて nanoloop三色ボールペンで絵を描くようなものだと結論付けました。


どういう事かというと、例えば水彩画を描こうとしたら紙の他に少なくとも筆・多種類の絵の具・水入れ・パレットを用意する必要があります。
家の中ならいいですが、外出先で描こうとしたら荷物になりますよね。
一方、三色ボールペンで絵を描こうと思ったらペン1本と紙で事足ります。
これだけ手軽さに違いはありますが水彩画もボールペン画も芸術として成り立っています。
それぞれに味というか世界がありますよね。

なので電車の中とかで手軽に nanoloop いじるのも悪くないなぁと思うのです。