お手軽作曲法2

以前、自動演奏アプリ(?)を使った作曲法を紹介しましたが、

今回は別のアプローチを紹介します。

 

当然ですが、音楽はドラム・ベース・コード楽器・メロディー・効果音など

複数のパートで構成されています。

 

では、作曲するにはどのパートから手を付けるのが良いのでしょうか?
これは人によって様々で、どこから作ってもいいように思いますが、
自分はドラムから作っていくと大抵行き詰ります。

 

ドラムのパターンに合わせて鍵盤を適当に叩きながらフレーズを探しているので、
演奏技術がない自分では単調なフレーズしか弾けないからです。

…分かっちゃいるけど、文書にすると凹むなぁ

演奏技術がなくても、頭の中にフレーズがふと浮かび上がってきて、
それをDAWに打ち込められれば問題ないけど、そんなチート能力もってないし。

 

という訳で、ダメダメな底辺DTMerとしては、試行錯誤と偶然に頼ります。

具体的には、まずシーケンスを組んでその中で音程をいじっていく方法です。

 

例えばiPadでCubasisを使うならば、ループを作りその中に16分音符を並べて
シーケンスを組みます。

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次にループ再生しながら適当に音を上げ下げしてパターンを完成させます。

 

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この例ではループ中に16分音符が詰まってますが、適当に音を抜いたり伸ばしたり

するとよりメロディーっぽくなります。

 

音の抜き・伸ばしを考える際にはリズムパターンを頭に入れておくと捗るかも

知れません。

1拍を16分音符4つとして考えるならば、音の出だしリズムのパターンは

下記プラス全休符の16パターンになります。
※図では休符ですが、休符にしないで音を伸ばしてもいいです。

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これらを意識しながらフレーズを形作っていけば、マンネリを防げるかも知れません。

 

Cubasis上ではちとやりにくいという方は、シンセアプリに付いている

アルペジエーターや下記のようなアプリを試してみて下さい。

StepPolyArp - Midi Step Polyphonic Arpeggiator

StepPolyArp - Midi Step Polyphonic Arpeggiator

  • Laurent Colson
  • ミュージック
  • ¥1,600

 
StepPolyArpは画面中央でパターンを組んで、下のキーボードを押すとその音を基準に
パターンがループするというアルペジエーターです。

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音はこのアプリ内蔵の音を鳴らせますし、外部シンセにMIDIデータを送って
鳴らすこともできます。

 

アルペジエーターはキーボードで押えた音を基準としてパターン通りに音を

鳴らすものです。

似たようなものにシーケンサーがありますが、こちらは基準音がなく、
純粋に音のパターンを組んでいくものです。


iPadで使えるシーケンサーではModstepが良さげですが、

お値段的に未だ手を出していません。

modstep

modstep

  • AppBC
  • ミュージック
  • ¥2,400

  

他のシーケンサーとしては、手先が器用な方、もしくはMIDIコントローラーの

設定が苦にならない方はThesysがお勧めです。

Thesys

Thesys

  • Sugar Bytes GmbH
  • ミュージック
  • ¥1,800
  • f:id:sstr649286:20160313163359p:plain

 これねー、チョーイケてるアプリなんですけど、画面が小さいんすよ。

iPad Airだと各ステップの幅が3mm、拡大しても5mmなんすよ。ちょっとズレると

音が変わっちゃうんすよ。

iPad proだったら使いやすいんかなー。

 

かなり強烈に他アプリを掴むので、IAAでコケるアプリでも普通に鳴らせるし、

シーケンスも細かく設定できていいんだけどなー。